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随分昔の話になってしまうのだが・・・・

少し前、おじさんが仕事で忙しくしている間に図書館のなんちゃら2015が開催され、その中で台湾の図書館が未来の図書館として持ち上げられたそうである。なんか凄いよ24時間営業だよこれが未来だよと。
相変わらずCCC主導のTSUTAYA図書館派は図書館見るのにシステムや什器ばかり見るのであるが、おじさん実は仕事のついでで台湾行った際、国立台湾図書館や台北市立図書館の中央館に出向いているのである。その経験から「台湾の図書館はある意味では『戦前の日本の図書館』にさかのぼり、その後独自の進化を遂げた「今の図書館」ではあるが、現代日本の図書館の延長線上にあるものではない」と思ったので、ちょっとしたレポートを書いておこうと思うのだ。

話は少し昔に遡る(シバリョー風味)
元々おじさんは若き日にとある台湾国内メーカーの日本支社の技術部の人として働いており、その為一冊目のパスポートには台湾往復のハンコがしこたま押されているのである。(毎年2回は最低でも台湾行ってた)、そして更に2か月間の台湾在住経験と、1か月間の台湾地獄の研修を受けているのである。普通に台湾庶民の暮らしについては知見があり、それなりに台湾の図書館事情も知っている・・・・訳ではなかった。

長期滞在の時は大体台北周辺有名ラーメン店巡りとか、女の子とデートとか(日本人というだけで3割増しでモテるのが台湾の良い所だ!)、大体において碌なことをしていないのである。活字マニアなので活字は探して読んでたが、異国の図書館に日本語書籍などあるわけねーと勝手に思い込んでおり、いつも太平洋SOGOの書店で洋書扱いされている日本語書籍を読んでいたのである。ギブスンの「あいどる」も台湾で買ったのだ。
それはそうとして、台北市内や台北郊外(2か月住んだのは板橋(バンチャオ)の光武街というエリア)、本屋ほとんど見かけなかったぞ。なんか身近に書店が無い(食い物屋ばっかり)ってのも変な気がしたが。
MRT(台北市内の地下鉄)なんかでも、車内で本を読む人は存外に少ない。そもそも台北周辺で勤務してる連中、バイクで勤め先から20分とかそんなとこに住んでいる。通勤中に本を読むという習慣は無いのであろう。そもそも本はあまり読まれていないのかもしれない。

話を戻そう。
2013年6月8日、所用でコンピュテックス見に行った時に暇を持て余して国立台湾図書館に向かったのであった。

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国立台湾図書館 2004年9月に完成し、2013年から国立図書館に昇格したんですって。

国立図書館は大変交通の便の良い所にあり、ぶっちゃけ国父紀念館の真正面にある。つーかこれ、おじさん行った年に国立図書館に昇格してんのな。行く前にサイト見に行ったら日本語表示が可能で、更に日本語書籍コーナーがあると知って見に行ったんだよ。

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入り口入って左側のカウンターにお願いすると、身分証明書提示で利用カードを貸してもらえた。外国人が身分を証明するものと言えばパスポートでしょう!

んでだ。
国立台湾図書館の方は別に24時間オープンではなかった。行ったときは収蔵されている本の海にも驚かされたが、学生さんがすし詰めで自習(中国語では自修らしい)する部屋あったりして、図書館利用者と学習の為の席貸しを区別してるのが印象的だった。ざっくり見た限りでは本も読まずにお勉強している人は見当たらないっつーか。
最初の画像見ると分かる通り下の方にマクドナルド(現地民はマクダーナゥみたいな発音する)とかコンビニあるし、館内では蓋付きの飲み物なら持参可能だし、館内で飲める。

流石にガチの中国語の本を読むのは疲れるので日本語書籍コーナーに移動して「涼を取りながら」本を読んで来たのだが、国会図書館が発行してる(?)カレントアウェアネスは置いてあった。日本の図書館動向は台湾に筒抜けなのであろう。また、新聞も置いてあった。
特に私が興味を持ったのは「丸」とか「軍事研究」が備えてあったところだ。一応親日という事になっている台湾ではあるが、日本と国境を接する国でもある。特に海の境界線については彼らも色々な意味で興味津々なのであろう。そも台湾というのは中国本土と覇権を争っている真っ最中の国であり、兵役の義務のある国である。兵役に関してはバックレる方法も無いわけではないが、バックレると会社で「あんにゃろ兵役すっ飛ばしやがった」的な視線を受けることが偶にあるらしい(その為、最も素晴らしい兵役の過ごし方は、裏から手を回して楽な所に配備してもらうことなんだそーな。知り合いのアンディは軍高官の車の運転手という仕事で華麗に兵役を楽しんだという)
館内は極めて静かで、静謐な書物の森という感じであった。あれが図書館の未来像だったら日本の図書館とかスゲー騒がしい感じなんですが如何なものか?

と、ここで軍の話をしたのは訳がある。
私が訪れたその日、図書館の真ん前にある国府紀念館の前の自由公園で台湾の軍の「やぁ、キミいい身体してるね! 軍に入らないか?」なイベントが開催されていたのだ。
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日本で言えば国会図書館前あたりでこんなイベントこいたら左の方々が大変にご立腹になるし、更に徴兵制であり海兵隊まであるよ!と言ったらその場であわ吹いて卒倒するかもしれないな。

軍の中でも海兵隊はトップクラスのエリートであり、中国本土近くの小島での勤務となる(って、海兵隊行ってたジャスパーに聞いた)
なお、この知り合いのトップエリート君、PC関連の会社で営業やってたくせに「パイロットになりたい」と言い出して退職。「またアホなこと言い出して、ジャスパーは本当に愉快なやっちゃなー」と思ってたら中華航空のパイロット試験に合格してしもたので海兵隊侮りがたし。

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