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承前!

川口市中央図書館は、各地の図書館の委託運営を受けているTRC(株式会社図書館流通センター)に、埼玉県の川口市が一部業務委託して、2006年の7月にオープンした川口市立の公共図書館です。図書館内ではありませんが、図書館を内包する複合商業施設キュポ・ラには書籍販売の「文教堂書店」や軽喫茶チェーン店の「イタリアン・トマトカフェジュニア・ベーカリー」及び図書館と同じ5Fにカフェ&ふれあいショップ「ふらっと」(市内の障がい者施設・団体、ボランティアの皆さん、川口市社会福祉協議会の三者協働で運営されています)・・・・
だけではなく、無印良品、ヘルスケアセイジョー薬局、お子様向け英会話教室、保育園、市役所出張所、かわぐち市民パートナーステーション、総合メディアセンター「メディアセブン」、地下駐車場2層、スーパーマルエツを備え、キュポ・ラから川口駅へと延びるデッキには献血所、交番、飲み屋等様々な飲食店やソフトバンクの携帯屋、その他の10を超える店舗が内蔵されています。さらにキュポ・ラ前の広場では数々の催しを実施しており、その傍らには川口市の誇る像「働く歓び」やキュポ・ラの名前の基となったキューポラの模型が聳え立っています。
また、どーしても、何が何でもコーヒーショップが良ければ、図書館から徒歩圏内にヴェローチェ、ベックス、クリエ、少し離れてドトール、マクドナルド、銀座ライオン、リトルマーメイド、サンマルク、タリーズ・・・・などよりどりみどりなのでお好きなお店に向かってください。筆者は良くヴェローチェに居ます。

川口市中央図書館は2006年7月のオープン当初からたった5か月間で来館者が50万人を超えるという大人気ぶりですが、埼玉県県南の駅前商業施設併設図書館としては割と平均的な数字です。人気の理由としては、図書貸出用の書籍が40万冊以上(496,708冊 平成24年度実績 約50万冊)で年間343日開館していること、月曜~金曜は10時~21時まで、土・日・祝日・休日は9時~18時まで利用できるという便利さ、そして、蓋が付いていて飲む時だけバッグから出すのであれば基本的に館内どこでも自由に、コーヒーやフラペチーノに限らず飲みながら読書を楽しむことができる…といったところでしょうか。通常の図書館ですがかなり使いやすいと感じる部分が多いと思われます。きちんとNDC排架されてますし、異常に背の高い本棚はありませんし、新聞とか電動式移動書架に入ってますし。

またキュポ・ラの一角には、雑誌や単行本などの書籍を販売している文教堂書店(普通の本屋さんです。別に意識高くはありませんが入り口近くに店員さんのおすすめPOP付き特設棚があったり、文房具も売っています)があります。まだまだ拡充が必要なものの、図書館内にレンタル品ではなく図書館貸し出しのAV資料(CD、DVDなど)コーナーもあり、19万448点(平成24年度実績)ほど貸し出しや図書館内での視聴が可能となっています。
その他返却ポストのサービスもあり、図書館が閉まっていても返却時には返却ポストなどから返却することも可能です。(CD・ビデオ・DVD・語学CD・カセットの視聴覚資料は図書館の受付に返却してくださいね!)

もちろん館内はすべて無料で利用できますが、川口市図書館の図書利用カードが必要ではありません。資料を貸し出す時やレファレンスサービスを受ける際には図書館カードが必要になりますが、実は川口市民以外でも「日本国内居住であれば」図書館カードを作ることができます。残念ながらと言いますか、幸いと言いますか、図書館カードにはTポイント機能は付与されておりません。その他は通常の図書館のルールとほとんど変わらず、安心して利用することができます。特筆すべきことでは無い様な気がしますが、広域利用提携をしている為、川口市民であれば「さいたま市」「戸田市」「蕨市」「草加市」「越谷市」「東京都立図書館」「北区」「足立区」の図書館を利用することができます。特にさいたま市はさいたま市内全域で年間700万人が利用する巨大な図書館網を持っていますので、豊かな図書館ライフが満喫できそうですね!

別に今までにない新しい図書館のロールモデルとして宣伝していたりはしませんが、首都圏近郊の新図書館計画が立ち上がると割と色々な地方自治体から「川口のキュポ・ラや浦和の図書館みたいにはならんのか?」と言われる程度には参考にされているようです。近代図書館の正統進化としても注目されています。

なお、少し前に川口市中央図書館は来館者数が1000万人超えたぞワッショイフェスタ(大変申し訳ない事に、名称はテキトーです)を開催しています。
年間100万人に届かなかった後は年間利用者がどんどん減っている図書館ではないのです。
埼玉県内では浦和の図書館や川口の中央館の他にも新しく桶川市が駅前商業施設併設図書館を新装開店しました。今後もこの形式の図書館が増えていくかもしれませんね。

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