このタイミングで投下して良いのか悩むが、大体私が問題視しているのは以下の通り

1.ちゃんと入札やろうよ。
即効性が欲しいからと言ってみんなの図書館大して皆で話し合わずに計画したらいかんがね。ちゃんと入札やってコンセプト案とか並べてみんなでうんうん言って、その上で良いもん選ぶのは常道でしょうと。
指定入札とかする意味がワカンネ。入札と言うシステム自体が不合理だと言うなら、まずはその部分を改善して行くべきで、いきなり強権発動はよろしゅうない。

2.とりあえずスタバ/ツタヤスペースが図書館の中にある
公私の区別はしっかり付けようやと、そゆこと。私企業としての業務を公共施設内にむやみに持ち込まないでねと。図書館の外に外観崩さぬようにスタバ付けたりするぐらいなら良い。ただ出入り口分けてね。
実際に多くの図書館の近くに喫茶店とかあることは皆も承知の通り、コーヒー飲みながら本読みたければ借りて持ち出せば良いし、禁貸出の本(大体高価とか、入手が困難)をコーヒー飲みながら読ませるわけにはいかんでしょと。実際汚損や未返却や酷いのになるとページむしり取ったり写真部分だけ切り取るとかとんでもない事する奴は今の普通の図書館でも結構問題になっている。それらに対する対策無しで、汚損の可能性高めてどーするのよ? おじさんは家に帰ってまでスタバのコーヒー臭のするサマータイム・ブルース(サラ・パレツキー著)とか読みたくないし、クッキーの粉がパラパラ落ちて来る長いお別れ(レイモンド・チャンドラー著)とか読みたかないぞ。
そもそもなんで図書館の業務委託と改装の話で、格好良い図書館を作ると言う話の流れで、ツタヤとスターバックスが図書館の中に作られなければならないのかが良く分からない。
図書館に調べ物しに行く身としては、そんなもん作る床面積があるなら本を置けだし、コーヒーの香りが欲しけりゃコーヒーの匂いする消しゴムでも机にはっつけておきなさいッ! ですわ。ツタヤとスタバが付けば格好良くなる/集客できると言うのであれば「図書館の横にでも置けばいい」
図書館の床使わせてくれないと指定受けないもーんとか言うなら、真っ先に切れ。

3.本棚が異常
格好良い追求するにしても限度がある。危ないしじーちゃんばーちゃんやお子様に優しくないし、整理面倒だし。喫茶店としてのスタバやツタヤが店内装飾として演出の為にそういうの使う分には良い。図書館の書架は格好付けの道具ではなく実用品なのでな。
格好良いのが良いから機能性は目を瞑ってでも改装すべしというなら、誰とは言わないがアレはマープ増毛法と高須クリニックとザギンの洋服屋さんなどの力を結集して世界初のビジュアル系市長にしても異存は無い筈であろう。靴は当然シークレットシューズかつつま先のとがったイタリア式。ランニングしたけりゃその上スーツでも着こんでオサレかつスタイリッシュに走れ。足が痛い? 豆が潰れる? 知らんがな。

4.Tポイントカードを図書館に連携させるの要らなくね?
導入することによる市民側メリットが見えない。お前の店で本業としてやる分にはいいけど公共図書館にはいらん。ポイントサービス? なんで図書館が私企業のお仕事(集客)のお手伝いするのさ? わけわかんね。
Tカード使わせてくれないと指定受けないもーんとか言うなら、真っ先に切れ。

図書館は公共施設である。だから数多くの人に使って貰いたいという気持ちは判る。それはかなり昔から言われ続けてきた事でもあるし、沢山の人に使って貰う為の方策とかアイデアはこれまでにも色々出てきた。巡回図書館とかもそうだし、職場にお勧め図書をまとめて出前するみたいなアイデアもあった。
ある意味では今の状況と言うのはそれらのアイデアが色々出尽くした後の状態ではある。
だからこそ、みんなで話し合って「どうやったらみんな図書館来るかな?」って話し合いが重要なんでないの? どーしてどっかの誰かに任せれば確実に間違いなくそれが達成できると確信できるの?

結果的に今の武雄図書館が成功したとしても、そりゃ「たまたま」かもしれないし、「必然」かもしれない。
それが必然だったとしても、結果しか出力されていないならその「必然を見出した天才」が居なくなった後に再度必然を引き当てる事ができないかもしれない。それがどんな結果を生もうとも、その過程は常に検証されるべきであるし、考察されるべきである。たまたまだったら経過はいらない・・・・いやいや、失敗の時の推論過程も精査されるべきだし、どうしてこーなったは一番重要な所だろう。

今回の様な図書館改装が全国各地で行われるとしたら、私は居を川口に定め続けて川口の図書館を自分の使い易い形に維持する努力をしなければなるまい。その過程で武雄市図書館の議論を見、その顛末を知る事は良い経験にはなると思う。

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